アンケート用紙テンプレート(Word)無料ダウンロード | 様々な調査に必要な回答を募る書類

無料で使えるアンケート用紙のテンプレートに加え、アンケート用紙の書き方と作成時の注意点を詳しくご紹介します。
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目次

アンケート用紙のテンプレートダウンロード

アンケート用紙について

アンケート用紙とは

「アンケート用紙」とは、何らかの調査に必要な質問や回答欄が記載されている書類です。

調査対象者(アンケートの回答者)自身が記入する形式のフォーム(自記式)、調査員が記入する形式のフォーム(他記式)の2種類があります。

アンケート用紙の作成にあたっては、調査目的を明確にし、調査対象者から有益な情報(回答)が得られるように質問を設定することが大切です。回答者の立場に立って、回答しやすいかどうか、質問の順番や形式が適切かどうかといった点にも配慮しましょう。

なお、アンケート用紙を通じて調査対象者から収集した情報は、市場調査や顧客満足度調査などのシーンで活用できます。

アンケート用紙は紙媒体ですが、インターネット上で答えられるWebアンケート(オンラインアンケート)もあります。

アンケート用紙の用途と役割

アンケート用紙の用途

アンケート用紙は主に以下のような用途で使われます。

  • 市場調査(商品やサービスに関する内容、競合他社調査、顧客ニーズ調査など)
  • 意見調査(商品・サービス・企業イメージに関する内容、政策や社会問題に関する内容など)
  • 顧客満足度調査
  • 従業員満足度調査
  • 学術研究調査
  • イベント評価
  • 出口調査(選挙)

アンケート用紙の役割

アンケート用紙は次のような役割を果たします。

  • 調査対象者からの情報収集
  • 統計分析の材料
  • マーケティングや経営戦略の参考資料

アンケート用紙の種類

アンケート用紙は、用途、使用目的、形式などの違いにより、幅広い種類があります。

使用目的や用途の違いによる分類

・市場調査用
・顧客満足度調査用
・意見調査用
・学術研究用
・イベント評価用
・選挙の出口調査用

回答方法の違いによる分類

・自記式(回答者自身が直接記入する形式)
・他記式(調査員が回答者の回答を記入する形式)
・Webアンケート(インターネット上で実施)

設問形式の違いによる分類

・回答選択式
・自由記述式
・順位付け形式(選択肢の重要度や優先順位をつける)

「アンケート用紙」のメリット・デメリット

アンケート用紙にはメリットとデメリットがあります。それぞれを把握した上で、上手に活用することが大切です。

メリット

・インターネット環境なしでも実施が可能
・調査対象者が幅広いに回答できる
・自由記述形式により、詳細な情報を得られる

デメリット

・印刷代などのコストがかかる
・集計の手間と時間がかかる
・回答が集まりにくい
・内容改ざんのリスクがある

「アンケート用紙」と「調査票」の違い

アンケート用紙とならび、「調査票(ちょうさひょう)」もよく耳にする言葉です。両者はどちらも何らかの調査の実施にあたって必要なツールです。

アンケート用紙は調査対象者に尋ねたい質問を記載したフォームを指します。一方の調査票とは調査実施に必要な資料一式のことであり、その中にアンケート用紙も含まれます。つまり、アンケート用紙は調査票の一部であり、両者はよく似ていますが、このように厳密には非なるものです。

アンケート用紙の例文

ここでは、アンケート用紙に記載する前文の例を紹介します。よく使われる言い回しやフレーズなどが記載されているので、文書作成の際の参考にしてください。

【例文1】意見調査用のアンケート用紙

平素は当施設をご利用いただき、誠にありがとうございます。
さて、当施設ではお客様サービス向上のため、みなさまのご意見を伺っております。つきましては、本アンケートへのご協力をお願いいたします。

【例文2】顧客満足度調査のアンケート用紙

本日はご来店ありがとうございます。
今後のメニュー作りやサービスの改善に生かしたいと思っておりますので、下記の設問にお答えくださいますようお願い申し上げます。

【例文3】セミナー来場者アンケート

本日は○○セミナーにお越しいただき、ありがとうございました。今後の運営の参考にいたしますので、よろしければ以下のアンケートにご協力をお願いいたします。

【例文4】従業員満足度調査

このたび社内で満足度調査を実施する運びとなりました。職場環境の改善に役立てたいと思いますので、以下のアンケートへのご協力をお願いいたします。

【例文5】学術調査のためのアンケート用紙

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。当研究グループでは○○プロジェクトの一環で○○調査を実施しております。つきましては、ご多用の折恐縮ですが、調査へのご協力をお願い申し上げます。

敬具

アンケート用紙を作成する上での注意点

アンケート用紙を作成する際は、以下のポイントに注意しましょう。

調査目的および調査対象を明確にする

アンケート用紙を作成する際には、調査目的および調査対象(ターゲット層)を明確にすることが大切です。

さらに、これらに沿った質問内容、質問の仕方を工夫します。アンケートの回答方法には選択式、記述式、順位付け式などの種類があるので、調査目的に適したものを選びましょう。

調査対象者には、アンケート結果がどのように利用されるのか、また、回答者の個人情報を取得した場合は、個人情報保護の観点から、その扱いについて説明することも必要です。

設問をわかりやすく工夫する

調査対象者が誰であっても、設問を理解しやすいように、わかりやすく簡潔に記載しましょう。

専門用語や難解な表現の使用は避けます。これにより、回答者の負担軽減にもつながります。質問数を必要最低限に抑えるといった配慮も大切です。回答方法(書き方、入力方法など)についてもわかりやすく説明しましょう、

回答者へお礼の言葉を添える

アンケート用紙には、時間をとって回答してくださった調査対象者へ、「ご協力ありがとうございました。」などのお礼の言葉も忘れずに添えましょう。

実際に回答してみる

アンケート用紙を作成したら、実施前にテストすることをおすすめします。実際に回答することで、回答のしやすさ、しにくさ、所要時間などがわかります。ひととおりチェックできたら、必要に応じて修正を加えて完成させましょう。

アンケート用紙のよくある質問と回答

ここで、アンケート用紙に関するよくある質問事項をまとめて紹介します。

アンケート用紙全般に関して

アンケートを実施する際は紙媒体(用紙)とWebのどちらがいいでしょうか?

紙媒体のアンケート、Webアンケートのどちらにもメリット・デメリットがあり、一概にどちらが良いとは言えません。紙媒体のアンケートは手間、時間、コストがかかりますが、デジタル機器に不慣れな人が対象の場合は重宝します。Webアンケートの実施にあたっては、主催者・回答者ともにインターネット環境およびデジタルデバイスが不可欠です。こうしたそれぞれの特徴を踏まえて、調査目的、調査対象者、予算などに適したものを選びましょう。

アンケート用紙と調査票の違いを教えてください。

アンケート用紙は調査に必要な情報を得るために使用する、調査対象者への質問が記載された書式です。一方の調査票は調査に必要な書類一式のことを指します。アンケート用紙も調査に必要な書類であるため、調査票の1つに数えられます。

アンケート用紙の作成に関して

アンケート用紙を作成する際に、回答にかかる時間はどのくらいを想定すればいいでしょうか?

アンケート用紙を作成する際は、回答時間が5分程度の長さにおさまるようにするのが理想です。ただし、調査内容によってはこの限りではありません。できるだけ回答者の負担にならないような内容にしましょう。

調査対象者の個人情報を取得する必要があります。アンケート用紙に注意書きをした方がいいでしょうか?

アンケートで個人情報を取得する場合は、個人情報保護の観点から、取扱いについて明記する必要があります。アンケート用紙には設問以外にも個人情報の利用目的、利用目的以外には使用しない旨、第三者への提供有無などを合わせて記載しましょう。

アンケート用紙のまとめ

アンケート用紙は、市場調査、意見調査、学術研究調査、イベント評価など、さまざまな目的で使用されます。アンケート用紙を作成する際は、調査目的や対象者を明確にし、わかりやすい内容かつ回答者に負担にならないように配慮することが大切です。実際に作成する際は、本記事で紹介したポイントや注意点などをぜひ参考にしてください。

また、本記事内でアンケート用紙のテンプレートも提供しています。無料でダウンロードしてお使いいただけるので、あわせてご活用ください。

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