確認書テンプレート（Word）無料ダウンロード | 当事者間の合意内容を記録する文書

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確認書のテンプレートダウンロード

確認書について

確認書とは

「確認書（かくにんしょ）」とは、ある事項について、当事者間で合意した内容や事実を文書にまとめ、確認するために使用する文書です。両者の合意を証明する文書ではありますが、一般的に当事者の一方が署名・押印をし、もう一方に提出します。

したがって、確認書に署名・押印する前に、内容をきちんと理解し、確認しましょう。提出後も内容を再確認できるようにコピーを保存しておくとベターです。

確認書に記載する内容は、件名、当事者、合意した内容、作成の日付、署名（当事者の一方）などです。

確認書の用途と役割

確認書の用途

確認書は、ある事柄について当事者間で合意した内容を記した文書です。その合意内容を証明するために使用します。具体的には、貸借契約、雇用契約、請負契約、売買契約などのシーンで使われます。

合意自体は口頭でも成立しますが、言った・言わないのトラブルや誤解を防ぐためにも、書面に残すのが理想です。また、合意内容が複雑な場合、文書に残すことで内容をわかりやすく整理できるメリットもあります。

確認書の役割

確認書は以下のような役割を果たします。

確認書の種類

確認書はさまざまなシーンで活用されるため、種類が豊富です。以下は確認書が使われる主なケースです。

「確認書」と「契約書」の違い

確認書は当事者間で合意した内容を記載することから、やや契約書と似ていますが、性質や用途が異なります。

確認書は、当事者同士の合意内容を記録し、両者の認識を一致させ、合意したこと証拠として残すために使用されます。ただし、当事者の一方が署名・押印をし、もう一方に提出します。これに対し、契約書は双方の署名・押印が必要となります。その性質から、契約書は当事者両方に法的拘束力が生じ、文書に記載された内容を履行する義務が発生します。

なお、契約書は合意や取引の締結前に作成するのが一般的ですが、確認書は取引の締結後に作成できるといった点でも異なります。

確認書の例文

ここでは、確認書に記載する前文の例を紹介します。よく使われる言い回しやフレーズなどが記載されているので、文書作成の際の参考にしてください。

確認書を作成する上での注意点

確認書を作成する際は、以下のポイントに注意しましょう。

合意内容を明確に記載する

確認書には、当事者間で合意した内容を明確に、わかりやすくていねいに記載します。記載する内容は、件名（趣旨）、合意内容、作成日、当事者、（当事者一方の）署名、などです。また、当事者一方の押印も必要です。

誤字脱字に注意する

確認書を作成する際は、誤字脱字のないように注意が必要です。特に金額や数値を記載する場合は、数字そのものや桁数にまちがいがないように細心の注意を払いましょう。

原本を保管する

確認書を作成したら、原本を保管し、紛失しないように管理しましょう。原本を保管することで後のトラブルや改ざんなどの防止に役立ちます。

必要に応じて契約書を作成する

確認書はあくまでも合意内容をまとめた文書にすぎず、基本的に法的効力はありません。したがって、法的効力を持たせたい場合には、確認書ではなく、契約書を作成するのがおすすめです。

確認書のよくある質問と回答

ここで、確認書に関するよくある質問事項をまとめて紹介します。

確認書全般に関して

確認書にはどのような種類がありますか？

確認書は幅広い用途に使われるので、種類が豊富にあります。例を挙げると、受注確認書、取引条件確認書、債務確認書、注文確認書、支払条件確認書、残高確認書、本人確認書類などです。そのほか、金銭の貸借、物品の売買、賃貸借契約、雇用契約、保証確認、寄付確認、請負契約、債権譲渡、和解などの際にも用いられます。

確認書と契約書の違いを教えてください。

確認書は当事者間の合意内容を記録し、両者の認識を一致させ、合意したことを証明するために使用します。当事者の一方が署名・押印をし、もう一方に提出するのに対し、契約書は当事者両方の署名・押印が必要になります。契約書には法的拘束力が生じますが、確認書にはありません。なお、契約書は合意や取引の締結前に作成するのが一般的ですが、確認書は取引の締結前だけでなく、締結後に作成できるのも特徴です。確認書と契約書にはこのような違いあります。

確認書と同意書は同じ書類ですか？

確認書および同意書は、いずれも当事者同士が合意した内容を記載し、確認するために使用する文書ですが、性質や用途が異なります。確認書は当事者両方が合意した内容を記しますが、同意書では当事者の一方が提示した内容に他方が同意する旨を記載します。したがって、同意する側が署名、押印をして書類を提出します。

確認書の作成に関して

確認書は手書きで作成しても大丈夫ですか？

確認書は手書きで作成しても問題ありません。PCで作成する場合、署名欄だけは直筆で書きましょう。忘れずに押印もしてください。

確認書を作成する際に、テンプレートは使えますか？

確認書を作成する際に、インターネット上で無料で提供されているさまざまなテンプレートをダウンロードして使用できます。用途や使用シーンに適したフォーマットを選ぶのがポイントです。

確認書に押印は必要ですか？

確認書には直筆の署名に加えて、押印するのが一般的です。通常、当事者の一方が署名・押印し、もう一方に提出するため、署名する前に確認書に記載された内容を十分に理解し、確認しておくのがポイントです。確認書を提出後に相手方に改ざんされるのを防ぐために、提出前にコピーを取って保存しておくのがおすすめです。コピーを保存しておくと、提出後にも内容確認できるメリットがあります。

確認書の作成を弁護士に依頼できますか？

書類の内容によっては、重要度を考慮して、弁護士に作成依頼をするのも1つの方法です。法的効力を持たせる場合は、確認書ではなく、契約書を作成しましょう。

確認書のまとめ

確認書は、ある事柄について当事者間で合意した内容をまとめ、確認するために使用する文書です。合意内容だけでなく、合意したことを証明する役割も果たします。合意自体は口頭でも成立するものの、誤解が生じたり、後に言った・言わないのトラブルに発展するのを防いだりするためにも、確認書という形で書面に残しましょう。

確認書は手書き、PC入力のどちらで作成しても問題ありませんが、提出者の署名は直筆で行います。また、押印も忘れないようにしましょう。実際に文書を作成する際は、本記事で紹介したポイントや注意点などをぜひ参考にしてください。

また、本記事内で確認書のテンプレートも提供しています。無料でダウンロードしてお使いいただけるので、あわせてご活用ください。