無料で使える計画書のテンプレートに加え、計画書の書き方と作成時の注意点を詳しくご紹介します。
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計画書について
計画書とは
「計画書(けいかくしょ)」とは、あるプロジェクトやイベントなどを実行するために、あらかじめその方法や手順を考え、それらの詳細をまとめた書類です。
たとえば、特定のプロジェクトに関する計画書を作成する場合は、目的(達成したいこと、ゴールは何か)、計画の背景(プロジェクトの必要性)、目標(成果物を明確にする)、開催時期、具体的なスケジュール、実行の手段、必要な予算などを盛り込みます。
計画書の用途と役割
計画書の用途
計画書は、自分の頭の中にあるアイデアを整理する、ある物事の実現に向けたスケジュールを組み立てる、目標達成に必要な行動を明確にするときに活用できます。加えて、実際に計画がスタートしてからの各業務の進捗管理、資金調達、経営の意思決定などの参考資料としても役立ちます。
事業の全体像や具体的な経営計画を社外に示すときに使う事業計画書においては、必要な支援(資金調達)を受けるための重要なツールでもあります。
計画書の役割
計画書の役割をまとめると以下のとおりです。
- 計画遂行に必要な手順や方針などをまとめる
- 目標や方向性を共有する
- 目標達成までの筋書き、必要なタスクを明確にする
- アイデアを整理する
- 計画の進捗管理、資金調達、経営の意思決定などの参考資料
計画書の種類
計画書の種類は幅広く、さまざまなシーンや用途で使用されます。下記はその例です。
事業や経営などのビジネスプランに関係するもの
- 事業計画書
- 新規事業計画書
- 創業計画書
- 経営計画書(長期経営計画書・中期経営計画書・短期経営計画書)
- 経営改善計画書
- プロジェクト計画書
- 製品計画書
- 実施計画書
- 投資計画書
- 成長計画書
- 運営計画書
- 年次計画書
- 収支計画書
- 内部計画書
- 成長戦略計画書
- 育成計画書
- OJT計画書
- 総合施工計画
- 工種別施工計画書
介護やケアプランに関係するもの
- 介護計画書
- 介護予防サービス・支援計画書
- 居宅サービス計画書
- 施設サービス計画書
「計画書」と「企画書」の違い
計画書と似た書類に「企画書(きかくしょ)」があります。どちらも、ある物事を実行し、目標を達成するために使用する書類であるものの、意味合いや性質が異なります。
計画書には、目標、スケジュール、予算といった内容を盛り込み、既に実行することが決まっている事業やプロジェクトなどの具体なプランを提示するために使用します。
一方、企画書は、新規事業やプロジェクトの立ち上げ、新製品の開発などの提案を目的に使われる文書です。企画書の内容が承認されてから計画書を作成するのが一般的です。
このように、計画書と企画書では、利用目的や使用されるタイミングなどで違いが見られます。

計画書を作成する上での注意点
計画書を作成する際は、以下のポイントに注意しましょう。
目的を明確にする
計画書を作成する上で大切なのは、事業やプロジェクトの目的を明確にした上で、目標を達成するための手順やスケジュールをプランニングすることです。
ゴール(完成日や納期など)が決まったら、そこから逆算して、必要タスクをそれぞれいつまでに終わらせるべきかを洗い出すことができます。
スケジュールを明確にする
目標達成に必要な作業内容がわかったら、それぞれのタスクのスケジュールを明確にしましょう。
作業しながら進行状況を適宜確認し、計画表に沿っているかをチェックすることも大切です。
客観的な数値やデータを用いる
根拠にもとづいた数値やデータなどを用いることで、文書の説得力が増します。
過去の実績のほか、客観的かつ具体的な数値やデータを引用すると、計画書に実現性があることを示しやすくなります。
市場・競合状況・リスクの分析をする
計画書には市場や競合の状況、およびリスクの分析結果なども盛り込みましょう。
特に、新規事業やプロジェクトの立ち上げなどにはリスクがつきものであるため、リスク評価を行い、その対策方法についても検討しておくと、いざというときに冷静に対処できます。
必要な予算の詳細を明記する
計画書には、目標達成に必要な予算についても明記しましょう。
社内のリソースだけでなく、投資家や銀行などからの支援や融資が必要な場合は、具体的な数字の提示を求められるケースがほとんどです。
相手に読みやすく、内容が伝わりやすい内容を心がける
計画書に限らず、ビジネスシーンで使用する書類は、よかれと思ってあれこれ記載したり、難しい専門用語を使いたくなったりするものですが、かえって読みにくくなり、内容が伝わりにいことがあります。
そのため、必要な内容を過不足なく、できるだけシンプルにして、読み手に伝わるような記載方法を心がけましょう。
特に、資金調達や協力要請などを目的に、投資家、銀行、そのほかのステークホルダーに提出する場合は、読み手の立場に立った内容にまとめることが大切です。
文字の大きさやフォント、文書のフォーマットやスタイルなどに配慮するのも1つの方法です。
計画書のよくある質問と回答
ここで、計画書に関するよくある質問事項をまとめて紹介します。
計画書全般に関して
計画書の作成に関して
計画書のまとめ
計画書はビジネスシーンにおいて幅広い用途で使われており、種類も豊富です。法律上の作成義務はないものの、資金調達や融資を受ける際には欠かせない書類です。特に定められたフォーマットはなく、自由な形式で作成できるので、文書を作成する際は、本記事で紹介したポイントや注意点などをぜひ参考にしてください。
また、本記事内で計画書のテンプレートも提供しています。無料でダウンロードしてお使いいただけるので、あわせてご活用ください。
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