無料で使えるお礼状のテンプレートに加え、お礼状の書き方と作成時の注意点を詳しくご紹介します。
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お礼状のテンプレートダウンロード
お礼状について
お礼状とは
「お礼状(おれいじょう)」とは、目上の人や取引先などをはじめ、お世話になった相手に感謝の気持ちを伝えるほか、コミュニケーションの一環として用いられる文書です。
電話や直接会ったときなどに口頭で感謝を伝えることも、もちろん大切ですが、お礼状という書面を用いることで、より気持ちが伝わったり、印象に残りやすくなります。
お礼状の用途と役割
お礼状の用途
お礼状は、相手に対する感謝の気持ちを書面で伝える際に使用します。プレゼントやお祝いなどで頂き物をしたときのほか、ビジネスシーンでは取引先や仕事を通じてお世話になった方などへ、マナーやコミュニケーションのひとつとしてお礼状を送付します。
お礼状の役割
お礼状は、主に次のような役割を果たします。
- 感謝の気持ちを書面で伝える
- 礼儀やマナーの一環
- コミュニケーションを円滑にする
- 相手との信頼関係を深め、良好な関係を築く
お礼状の種類
以下は、ビジネスシーンで用いられるお礼状の例です。下記に挙げたほかにもさまざまな種類があります。
- お祝い、プレゼント、お中元、お歳暮などの贈り物を頂いたとき
- イベントへの来場や店舗への来店に感謝するとき
- 会社関係の冠婚葬祭へ参列していただいたとき
- フォーマルなシーンや出張先などでお世話になったとき
お礼状を送るタイミングについて
お礼状は感謝の気持ちを伝えたいと思った時に送付するものであり、期日が厳密に定められているわけではありません。
ただし、お礼状を送るタイミングは、1週間以内が一般的なマナーとされています。なお、1週間を過ぎてしまった場合、遅くとも2週間以内にお礼状を送るのが望ましいです。
お礼状の例文
ここでは、お礼状の例文を紹介します。よく使われる言い回しやフレーズなどが記載されているので、文書作成の際の参考にしてください。
謹啓 貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
先日の会食では、あたたかいおもてなしをいただき、心より感謝申し上げます。どのお料理も大変おいしくいただきました。また、○○様ともゆっくりお話させていただく良い機会となり、大変有意義な時間を過ごせました。
今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、貴社のますますのご発展をご祈念し、お礼の言葉とさせていただきます。
謹白
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
本日、素晴らしいお中元のお品を拝受し、大変恐縮しております。細やかなお心遣いに心より感謝いたしております。
暑さ厳しい折、お体ご自愛の上、お過ごしください。
略儀ながら本状にてお礼の言葉とさせていただきます。
敬具
拝啓 皆様におかれましてはご健勝にお過ごしのことと拝察いたします。
先日は弊社主催のイベント「○○○○○」にご来場いただきまして、ありがとうございました。ご多用の折、貴重なお時間を割いてご参加いただき、心より感謝申し上げます。
ご入用の資料やサンプル品などがございましたら、担当まで遠慮なくお申し付けくださいませ。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
敬具
お礼状を作成する上での注意点
お礼状を作成する際は、以下のポイントに注意しましょう。
感謝の言葉を述べる
お礼状に決まったフォーマットはありませんが、感謝の気持ちを伝えるために使用する文書なので、感謝の言葉をしっかり述べることが大切です。
言葉遣いを丁寧に感謝を伝えるにいたった具体的な出来事やエピソードなどを盛り込むのもおすすめです。
言葉遣いは丁寧に
お礼状を送る相手との関係性に配慮し、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。尊敬を正しく使うのも大切なポイントです。
誤字脱字に注意する
お礼状を作成する際は誤字脱字に注意しましょう。書き間違えた場合は修正ペンや修正テープなどは使用せず、一から書き直すのがマナーです。手書きで作成する際は、文字を丁寧に書くことも心がけましょう。
1週間以内に送る
お礼状は感謝の気持ちを伝えたいときに送って問題ありませんが、一般的に1週間以内に送付するのマナーとされています。
なんらかの事情で1週間を過ぎてしまった場合は、遅くとも2週間以内に送るとともに、文書内に遅れたことをお詫びする言葉を添えましょう。
お礼状のよくある質問と回答
ここで、お礼状に関するよくある質問事項をまとめて紹介します。
お礼状全般に関して
お礼状の作成に関して
お礼状のまとめ
お礼状は、お世話になった相手や目上の人などに感謝の気持ちを伝える際に使用する文書です。コミュニケーションを円滑にする、相手との信頼関係を深める、良好な関係を築くといった役割も果たすので、ぜひ積極的に活用しましょう。
お礼状に決まったフォーマットや作成方法はなく、手書き、PC入力のどちらで作成しても問題ありません。ただし、目上の人に送る際は、白無地の便せんを使用し、縦書きで直筆で作成するのが理想です。実際に文書を作成する際は、本記事で紹介したポイントや注意点などをぜひ参考にしてください。
また、本記事内でお礼状のテンプレートも提供しています。無料でダウンロードしてお使いいただけるので、あわせてご活用ください。
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