無料で使える進退伺いのテンプレートに加え、進退伺いの書き方と作成時の注意点を詳しくご紹介します。
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進退伺いについて
進退伺いとは
「進退伺い(しんたいうかがい)」とは、業務上何らかの過失を犯した従業員、あるいはその上司が、自らの進退について上長に伺いをたてて、処分をゆだねる際に使用する文書です。
主に、会社に重大な損害を与えるようなミスを犯した場合に提出します。
進退伺いの用途と役割
進退伺いの用途
進退伺いは、過失を犯した従業員が、その責任を認め、謝罪し、会社の処分に従う旨を伝え、今後の再発防止を誓うために使用します。
進退伺いを提出する主なケースは、重大なミスを犯して会社に多大な損害を与えた場合、横領や背任などの罪を犯した場合、会社のイメージや信用を損ねた場合、セクハラやパワハラなどで職場環境を悪化させた場合、職務怠慢で業務に支障をきたした場合などです。
進退伺いの役割
進退伺いは次のような役割を果たします。
- 過失や責任を認める
- 反省を示して謝罪する
- 再発防止を誓い、その対策案を示す
- 自分の進退についての考えを述べる
- 処分を会社にゆだねる
進退伺いの種類
進退伺いには次のような種類があります。
- 自己都合の進退伺い(自身のミスや加湿で会社に損害を与えた場合など)
- 会社都合の進退伺い(会社から退職を勧告された場合など)
- 病気療養の進退伺い(病気療養のために退職を希望する場合)
- 育児のための進退伺い(育児を理由に退職を希望する場合)
- 介護のための進退伺い(介護を理由に退職を希望する場合)
- その他
「進退伺い」と「退職願」の違い
進退伺いに似た書類に「退職願(たいしょくねがい)」があります。どちらも進退に関する内容ですが、使用目的や性質が異なります。
進退伺いは、自身の業務上の過失を認めた上で、最終的な処分を会社にゆだねるために使用します。一方の退職願は、従業員側が退職を決意し、その意思を伝えるために使用する文書です。
退職願では退職の意思があることを明確に示しますが、進退伺いでは基本的に退職の意思表示は含みません(ただしその限りではない)。

進退伺いの例文
ここでは、進退伺いの例文を紹介します。よく使われる言い回しやフレーズなどが記載されているので、文書作成の際の参考にしてください。
〇〇年〇〇月〇〇日の○○○○○○の件につきまして、私の確認不足により、会社に多大な損害を与え、大変申し訳ございませんでした。本件を深く反省するとともに、心よりお詫び申し上げます。
なお、いかなる処分であっても謹んでお受けする所存でございます。進退についてご指示くださいますようお願い申し上げます。
私は〇〇年〇〇月〇〇日○○時頃、会社から帰宅途中に飲酒した上、社用車を運転して交通事故を起こしました。その際に負傷者を出したため、現行犯逮捕となり、会社の信用とイメージを損ねてしまいました。
相手方とは示談が成立しておりますが、本件を深く反省し、心よりお詫び申し上げます。今後同様の不祥事を起こさぬことをお誓いいたします。
本件に関しましてはいかなる処分もお受けするいたしますので、進退についてご指示いただけますようお願い申し上げます。
〇〇年〇〇月〇〇日に発覚した、○○〇〇による会社資金の横領につきまして、私の監督不行き届きにより、会社に多大なご迷惑をおかけし、損害を与えたことを心よりお詫び申し上げます。
本人につきましては、○○年○○月○○日に懲戒解雇し、横領金額○○○万円は本人の両親により全額弁済が済んでおります。
とはいえ、私の管理体制と指導不足に問題があったことは否めず、その責任を痛感しております。大変申し訳ございませんでした。
いかなる処分も覚悟しておりますので、進退につきましてご指示のほどよろしくお願い申し上げます。
進退伺いを作成する上での注意点
進退伺いを作成する際は、以下のポイントに注意しましょう。
過失の内容を明確にする
進退伺いを書くときは、具体的にどのような過失を犯したのかという事実を明確にしましょう。いつ、どこで、どのようなことをしたのか、具体的な内容を記載します。
責任を認める
過失の事実を述べたら、その件に対して責任があることを認める旨も記載します。言い訳や弁解をするのはNGです。
反省の意を表明し、謝罪する
犯した罪や過失に対し、深く反省している旨を表明することも大切です。会社および関係各所に迷惑をかけたことをお詫びしましょう。
再発防止を誓う
同じ過ちを繰り返さないように、再発防止を誓うとともに、具体的な対策について言及します。行動目標、計画、施策などを盛り込みましょう。
処分を会社にゆだねる
進退伺いは退職願と異なり、基本的に自ら退職の意思表示をするものではありません。進退についてはあくまで会社にゆだねる旨を記載するのが一般的です。退職の可能性も含め、いかなる処分も受けるという内容を記載します。
手書きが望ましい
進退伺いは手書きで作成するのが望ましいとされています。ただし、PCで作成しても問題はありません。
進退伺いのよくある質問と回答
ここで、進退伺いに関するよくある質問事項をまとめて紹介します。
進退伺い全般に関して
進退伺いの作成に関して
進退伺いのまとめ
進退伺いは、業務上で過失を犯した従業員、あるいはその上司が、自らの進退について会社に処分をゆだねる際に使用します。会社に重大な損害を与えたケースのほか、会社の信頼やイメージを損ねた、法令に違反した、職務怠慢があったなどの場合にも提出します。実際に文書を作成する際は、本記事で紹介したポイントや注意点などをぜひ参考にしてください。
また、本記事内で進退伺いのテンプレートも提供しています。無料でダウンロードしてお使いいただけるので、あわせてご活用ください。
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